better late than never

略してべたれば。5年間引きこもった末にようやく社会復帰。「遅くても何もやらないよりマシ」をモットーに、社会復帰までの経緯や興味関心、今考えていることなどを書いていきます。

ひきこもりを脱したら

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ジョン(@johnrtylor)です。

この前の記事でひきこもり脱出がゴールではなくスタートラインだということを書きました。

www.johnrtylor.com

 

ひきこもり、あるいはその親は外に出られるようになることをまず一つのゴールとして設定すると思います。
しかし最終目標はみなさんその先に設定しているはずです。
特に大人のひきこもりの場合はより真剣に考えなくてはいけません。

未成年であれば学校に行けるようになり、その学校生活の中でそれを見つけていけばいいのですが、おとなの場合は将来的なことを長い目で見て、どのように自立していくべきなのか、目標を定める必要があります。

ここでいう自立とは、一人で最低限暮らしていける収入があることと定義します。
ということは働く、あるいは独自でビジネスを展開するなどして、お金を稼ぐ必要があります。
なのでどのようにお金を稼いでいくのかというビジョンをしっかりと確立するために、ひきこもり脱出がスタートラインであるという認識をしておくことが大事なんです。

ところがこのお金を稼ぐという行為はひきこもりの人たちにはハードルが高いんじゃないかなと思っています。
ひきこもるにはみんなそれぞれの理由や事情がありますが、大元をたどればその心の優しさや繊細さが仇となり、それが弱さとなって傷ついてひきこもるというケースが多いと思います。
実際僕がひきこもりを脱出する過程で、支援施設などで出会った多くのひきこもりたちのほとんどは優しくて繊細な心の持ち主でした。
シンポジウムに来ていた恐らくひきこもりであろう人たちも、優しそうな人が多かったです。
中には発達障害や、精神疾患を抱えている人もいます。
そんな彼らが就ける職業は恐らく限られてくると思います。
実際僕自身も自らの発達障害を疑っていますし、正社員として社会に出て責任のある立場で仕事をこなしていけるかどうかという不安はかなりあります。

かなり上からに聞こえるかもしれませんし余計なお世話なんですが、ひきこもりの中には僕から見て「一般社会には適応できなさそうだな…」と思うような人もいます。
そういった人たちが活躍できる、あるいは輝ける場所はどこにあるのだろうか。
働くとなるとまず第一に仕事ができるかどうかで、職場での人としての価値が決まってしまいます。
仕事ができないと職場内での人としての価値は、よほどのコミュ力、ないしは仕事ができなくても開き直れる面の皮の厚さがないと上げにくいように思います。

僕も今のバイト先で自分より仕事ができない人に対していらだつことはゼロではありません。(なるべくそうしないように努めてはいるつもりですが…)

会社という組織の中でお金をもらう以上、やはり貢献できないとなかなか居づらくなりますからね。

なんかの歌の歌詞のように、「もともと特別なオンリーワン」だったとしてもそれだけで評価してもらえるということはなかなかに難しいです。

もっとみんなが人の短所ばかりではなく、長所にも目を向けられるようになれればいいんですけどね。
僕の今の職場でも大体みんな口をついて出るのは悪口が多いです。
なぜあんなにも悪口は場を盛り上げるのか。
僕もつい乗せられて言ってしまうことがあるのは本当に恥ずかしいですし、言った後に毎回後悔しています。

 

記事の内容が少し不安を煽るようなものになってしまったので、ポジティブなことも書いていこうと思います。

ではおとなのひきこもりはどんな仕事をすればいいのか。
僕個人のおすすめは倉庫内作業です。
場所によっては少し体力的にきついところもあるかもしれませんが、単純作業だけで終わるようなところならコミュニケーションに不安のある人でも働きやすいと思います。
僕は派遣登録の単発のものも含めていくつかの場所で働いたことがあります。

スマホの検品とか服の値札付けとかこういった単純なものは、頭を使う必要もありませんし体力的にも楽でした。
ただ難点は作業が単調すぎるが故に、時間が経つのがものすごく遅く感じるところです。
ですが、多少のミスならば怒鳴り散らされるようなこともありませんし、優しく注意されるだけなので、メンタルの弱い人にもおすすめしたいです。

本当は何かやりたいことに向かって努力できるようなものが見つかるのが一番いいんですけどね。
それが見つかるまでの間だけでもいいので、なんでもいいから簡単そうな仕事を探してみるのも良いと思いますよ。
倉庫内作業の面接なんて多分、あってないようなもので誰でも受かると思いますから。
失礼な話ですが、「え?この人が受かったの?」というような人も実際いるので真面目な受け答えさえできれば採用してくれるところは多いんじゃないかなあと思っています。

外に出られるようになったら次のステップとしてなんでもいいからリハビリ感覚で、簡単な仕事から始めてみてください。
新たなスタートラインに立てば何か次のゴールが見えてくるかもしれません。

べたれば。

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