べたれば

better late than never→略してべたれば。5年間引きこもった末にようやく社会復帰した発達障害(ADHD)持ち。「遅くても何もやらないよりマシ」をモットーに、社会復帰までの経緯や興味関心、今考えていることなどを書いていきます。

大人になってからの方がジブリ・ディズニーは泣ける不思議

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なんで蛍ってすぐ死んでしまうん?

悲しい。

悲しすぎて火垂るの墓を最後まで見られない。

僕が子供のころからある、ジブリの中でもあまりにも有名な名作ですが、今の今まで一度もこの映画をまともに見たことがない。

たまに金曜ロードショーとかでやってるじゃないですか。
で、途中まで見るわけですよ。

でもつらすぎて完走できんのです。
いつも途中で見るのをやめてしまう。

 

大人になってからの方が、ジブリとかディズニー映画は泣ける不思議。

子供のころはただ単にアニメだったし、ファンタジーだったし、そういう面白さから見ていたから泣いたりしたことは多分一度もない。

でも今じゃトトロとかでも泣くもんね。
全然悲しい映画じゃないのに。

大人になってから気づいたジブリ・ディズニーのすごいところは、キャラクターたちの動きがすごくリアルなところ。

一枚一枚セル画をこれでもかというほど丁寧に描いてあるんだろうか、つま先から髪の毛の先端まで命が宿ってるんじゃないかと思わせるほどに、躍動感のあるキャラクターたちの動作のひとつひとつが作品にリアリティを与えている。

だからファンタジーでも、大人でも、その世界に引き込まれてしまう。
あのネコバスの毛のよだち方とか、脚の動きとか見てるとゾクゾクしちゃうよね。
ウヒョー!乗りてええええええええ!モフモフしてえええええええ!!ってなる。

 

物語的には子供のころの思い出とか、もう二度とあの頃のような純粋な気持ちには戻れないという思いや、トトロなんて本当はいないんだということがわかってしまうから、多分泣いてしまうんだと思う。(こんなことを言ったらメイに怒られるだろうな。メイがウソつきだなんて思っていないよ。)

もちろん大人になったらなったでまた違った楽しいことがあるよ。
だから子供に戻りたいとも思わないし、戻れないからこそ特別なんだ。

甥っ子がカーズが好きで、出てくる車の名前を全部言えるし、セリフもほとんど覚えている。
僕も一緒になって見るんだけど、彼と僕とでは感じ方が全然違うんだ。

甥はカーズのお陰で数字の読み方も覚えた。
カレンダーを指差しながら「ねえ、なんできゅうじゅうごがないの?」と聞いてくる。
95はカーズの主人公、彼の大好きなライトニング・マックイーンのつけている番号だ。

そういう何の屈託もない純粋な気持ちで、物事に対して疑問を持てる清らかさは何物にも代えがたいのである。
彼にとってのハドソン・ホーネット(マックイーンの師匠的存在)でいられるような、誇れる大人でいられたらいいなと切に思う。

 

気が付けばサツキとメイのお父さんと同じ歳になってしまった。
僕はあのお父さんのように強くおおらかな大人になれただろうか。

その自信は全くないけれど、何があっても笑い飛ばせるような頼れる大人であれるよう、誠実さを胸に強く生きていきたいと思うのであります。

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