べたれば

better late than never→略してべたれば。遅くてもやらないよりマシ。元ひきこもりの雑記。

年老いていくことを受け入れる準備の大切さ

暗い話をしようと思う。
ブラックホールとまでは言わないにしろ、街灯のないカントリーロード程度には暗い話を。

 

今日は金曜日だ。
仕事がいつもより早く終わり、体調が優れないと嘘をついて会社の飲み会も断り*1宗男弾ませて胸を弾ませてスキップランランチェケラッチョで帰宅した。

帰宅後の一服を済ませるも(喫煙者です。すみません)、お腹がギュルギュルコークスクリューだったため、トイレに閃光のごとく駆け込んだ。魔閃光トイレダッシュ。おとうさんをいじめるなー!と叫びながら。

便座に腰かけ頑なに排泄されることを拒むブラウンスネークと格闘していた時のことだ。

 

あlksdjfあldkgじゃhdふぃおぐあ;ljfあlk;jf;あ@ああ!!!!!!!!!!!

 

なにやらすごい音が聞こえた。
どうやら酔っぱらった母がまた食器をひっくり返したらしい。

トイレから出ると、キッチンにはハイライトとウイスキーグラス…などといったどこにでもあるような家族の風景ではなく、所狭しと箸やスプーン、フォークが散乱していた。
どれくらい散乱していたのかというとこれくらい↓

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なんだよこの絵!!!

散乱しすぎにも程があるだろう!
廃れた独房に鎮座するこの力士はなんだよ!
でも便器は洋式!!!
和のイメージ微塵もねーよ!
よく見たら壁にドクロが浮き上がってるし!こえーよ!!!
これ描いた人は何を伝えたかったんだよ!!

すみません。取り乱しました。
まあ食器類の散乱に関しては、いつものことなので気にしない。

 

気を取り直してとりあえず一日の疲れを取り払うべく、風呂に入ることにした。
するとそこにはすでに誰かが入っている気配があった。
母だった。
いつもは朝に入っているのにこの時間に入るのは珍しいと思い、仕方なく風呂は諦め(なにせ出てこないときは数時間出てこないこともある。風呂で寝てしまうから。)、ビールを飲むことにした。(プシュッ)という歯切れのよい音を耳にし、ああ今日も一日が終わったのだなとしみじみ思う。

一週間頑張った自分へのご褒美を入念に味わっていると、母が風呂から出てきて一言。

「なんかあ、最近ー、トイレが近くて我慢でけらくてfじゃlskdfdjlだー」(酔っぱらって呂律がまわっていない)

 

どうやら、食器をひっくり返したのは焦ってトイレに行こうとしたかららしい。
しかしそこには前述のブラウンスネークと格闘している僕がトイレを占拠していた。

恐らくだけれど、彼女は我慢ならずに漏らしてしまったのだと思う。そう考えればいつもとは違う時間に風呂に入ったことにも合点がいく。
まあ、母も還暦過ぎてるしそんなことはごく自然なことなんだと思う。
しゃーないよね。

でも、彼女にはその現実がどうにも受け入れられないようだった。
床にうずくまりこの世の終わりとでも言わんばかりに絶望していた。

 

僕はまだ30代も前半と相対的に見れば若いし、彼女の気持ちを推し量ることはできない。女性の観点から見れば、この上ない恥辱であることに違いはないのだろうけれど。
とはいえ、老いというものは誰にだってやってくるものだし、それを受け入れて生きていくしかないのではないかと思っている。
受け入れがたくとも、受け入れねば前には進めないのだ。

現実を受け入れられないそんな彼女を見ていると、やはり少し悲しい気持ちになる。
彼女には現実を見据えるという能力が、著しく欠如している。
いつも夢や理想を口にはするが、その為の行動を何か起こしているのかというと、少なくとも僕には全くそうは見えない。

まあ、特に落ちもないのだけれど、つらくても非情な現実はいつか必ず訪れるものだし、それが訪れたときのダメージを最小化するためにあらかじめ何をしておくかということが大事なのだと今日の一件から学ぶことができた。

*1:厳密に言うと元気ではあるが、飲み会に参加するほどの体力が残っていないという意味合いにおいては、決して嘘ではない。こういう自己正当化って大事だと思う