べたれば

better late than never→略してべたれば。5年間引きこもった末にようやく社会復帰した発達障害(ADHD)持ち。「遅くても何もやらないよりマシ」をモットーに、社会復帰までの経緯や興味関心、今考えていることなどを書いていきます。

映画La La Landは忘れかけていた情熱を思い出させてくれる

「La La Land」という映画を、見たことがないなら早く見た方がいいぜ。

俺の血はそいつでできてる、33歳の細胞に流れ込んだまままだ抜けきれちゃいない。

 

と、10年後20年後に言いたくなるくらい素晴らしい作品だった。

ベンジーにも教えてあげたいくらいに。

 

あらすじ

舞台はロサンゼルス。

カフェで働きながら女優を志すも、オーディションには悉く落ちまくるミアと、ジャズはもう絶滅危惧種だと嘆きながらも、レストランで誰も聴いていないクリスマスソングを弾きながら生計を立て、自身の敬愛する真のジャズが鳴り響く店を開こうと、奮闘するうだつの上がらないピアノマン、セブの恋物語。

感想

よかった。とにかくよかった。

僕は今までミュージカルは食わず嫌いで敬遠してきたのだけれど、その偏見を見事に打ち砕いてくれた一本。

何でミュージカルを今まで好きになれなかったのかというと、やはり、リアリティにかけるところにあった。

シリアスなシーンや街中でいきなり歌ったり踊ったりなんて、とても不自然だし、「アホちゃう?」と思ったり、そういう冷めた気持ちがあったりして作品に入り込めないだろうなという思いから、全く見ようという気分になれなかった。

 

でも別にリアルなだけが映画じゃないよねって思った。

つらい時も悲しい時も泣きたくなるような夜も、歌ったり踊ったりしたっていいんだ。

むしろ街中で突然歌ったり踊ったりしちゃいけない理由ってなに?別に気分がいいなら一人でも友達とでも、鼻歌歌いながらスキップしたり軽やかにステップを踏みながら階段を上り下りしたっていいんだ。

周りの目が気になるからやらないだけ。やりたくてもやれないだけ。

 

僕は通勤中に音楽を聴きながら行き帰りしているのだけど、やっぱり好きな曲を聴いているときは歌ったり踊ったりしたいわけよ。

でも恥ずかしいからできないわけよ。

本当はエルビスのように激しく腰を突き動かして、ピート・タウンゼンドのようにどでかくウインドミルを決めたりしたいわけよ。

でも、そこで唯一の悪あがきとしてできるのは、シューズの中の親指や、ポケットに入れた指先を躍らせることくらいしかないのです。

 

そういったジレンマを見事に晴らしてくれるのがミュージカルなのかなって思った。

 

ネタバレはしたくないので、極力ストーリーには言及しないけど、ミア役のエマ・ストーンがファッキン・チャーミング。

感情豊かである種の奔放さもあり、とても人間味あふれる魅力的な女の子を見事に演じている。

僕は間違いなくこの娘に今、恋をしている。

(NetflixドラマManiacでのやさぐれた不良娘役も最高にクール)

 

セブ役のライアン・ゴズリングもイケメンでインテリジェントでピアノもうまくて(どこまで本当に弾いているのかはわからないけど、素人目で見て指の動きに嘘くささは見られなかった)、歌も声も素敵で、こんな男になりてえと思わせてくれるナイスガイ。

 

劇中歌の「City of Stars」も日々の暮らしに悶々としている若者の苦悩を見事に表していて心を打つ。

 

マジでね、お勧めするよ。

人生に疲れていたり、やりたいことってなんだっけって思ってる、音楽好きな人々には心からおすすめしたい映画。

 

忘れかけていた情熱に身を任せること、夢を追うこと、恋をすることの美しさをこの映画は教えてくれる。

 

ラ・ラ・ランド(字幕版)
 

 

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