べたれば

better late than never→略してべたれば。遅くてもやらないよりマシ。元ひきこもりの雑記。

新・北斎展に行ってきた

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仕事帰りに六本木ヒルズで開催されている、新・北斎展に行ってきた。

葛飾北斎については浮世絵を描いた人なんだなあくらいの認識しかなかったのだけれど、東京で彼の肉筆画を見られるのはどうやら最後かもしれないとのことで、行ってみることにしたのです。

 

とてもよかったよ。
絵については詳しくわからないけれど、タッチがとても精緻だった。
女の人の髪の毛の生え際とかの線のまあ細いこと。
足元にはこれ以上踏み込まないように線が引かれているのだけれど、それを踏み越えて額面に目が張り付いてしまいそうなほどに、隅から隅まで見ていたくなるほどに魅力のある絵がこれでもかと、並んでいた。

北斎は構図の取り方にも比類なき才能があったらしい。
今で言うところのペーパークラフトみたいなのも作ってたらしいんだけど(当時の遊びとして結構流行ったらしい)、実際に組み立ててみるとしっかりと構図とか遠近感が考えられて描かれていたんだとか。

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実際組み立ててみるとこうなるらしい

実際に版画で使用された木版も置いてあって、数百年前に彫られた木が目の前にある、はるか昔に思いを馳せる、なんとも感慨深い体験だった。
彫り方の説明や道具の使い方とかを説明しているコーナーもあったりで、ゆっくり見たかったのだけれど、閉館時間が迫っていたので後半の絵の多くはかいつまんでしか見ることができなかった。

 

ゆっくり楽しむなら人の少ない平日の午前中とかがいいんだろうな。
多分ちゃんと最初から最後までゆっくり見ていったら、丸一日平気で費やせると思う。もっとゆっくりと見たかったんだけれど、そこは忙しい社会人。なかなか難しい。
それでも時間を作って見に行った自分の行動力を誉めてやろう。

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夜景fromヒルズの52F

さすがのギロッポンということもあって、シャレオツできれいなちゃんねーが、結構一人で見に来たりしていて、どうにか仲良くなれないもんかと頭の中で妄想を繰り広げながら鑑賞するという、芸術に触れていながらもリビドーを抑えきれない我が心のなんと浅ましいことか。


おみやげやさんも充実していたけれど、お金がないのと、断捨離中ということもあってモノを増やしたくないので、断腸の思いで何も買わずに退散。

 

1600円で葛飾北斎を骨の髄までしゃぶりつくせるといっても過言ではない今展。
マジでお金以上の価値があると思う。
普段は島根まで行かないと見られないらしいよ。

ちょっとでも興味ある人はいくべし。
あと、なるべく時間に余裕を持っていくことをお勧めする。
仕事帰りの1時間や2時間じゃ僕には全然足りなかった。

 

ほいじゃの。