better late than never

略してべたれば。5年間引きこもった末にようやく社会復帰。「遅くても何もやらないよりマシ」をモットーに、社会復帰までの経緯や興味関心、今考えていることなどを書いていきます。

父親の背中

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どうも、ジョン(@johnrtylor)です。

僕が子供のころは父親という存在はとても大きなものでした。
強くたくましく、その背中はとても大きく見えました。

しかし大人になればなるほどその背中はどんどんと小さくなっていきます。
若いころの父は自信に満ち溢れていて(実際はどうかわかりませんが、少なくとも子供ながらにそう感じていました)、なにか問題があった時に守ってくれそうな安心感がありました。

最近はというと、(医者にも止められてるのに)飲んだくれて野球を見ながら選手の文句ばかり言っています。
酔いが深まると千鳥足で奇声を上げながら、焼酎を作りに台所へ向かいます。

父は弱音を吐くことが増えました。
「もうやだ!」とか「なんなんだよ!」とか「参ったねえ」とか。
常に何かに対してイライラしています。
多大なるストレスを抱えているのはわかっていますし、そのストレスの一因である僕としても申し訳ない気持ちで一杯です。
でもそんなにイライラしてて人生楽しいの?とも思います。
いや、楽しくないからイライラするのかも知れません。
まあその辺は鶏が先か卵が先かという話になるので、追及しても仕方がありませんが。

 

大人になると気付くのですが、親とは言えども一人の人間であることに変わりはないんだなと。
今までは子供の手前だから、強い父親を演じていたんじゃないかと最近は思います。

 

この前猫の具合が悪くなった時の話ですけど(詳しくはこちら↓)

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父はまるでこの世の終わりかというくらいに落ち込んでいました。
明らかに口数が減りましたし、声をかけても返事は上の空で絶望に打ちひしがれているようでした。

でも僕から言わせてもらえば、猫の心配をしてたんじゃなくて自分の心配をしてたようにしか見えませんでした。
というのも父は普段猫の世話は全くしません。
たまにご飯をあげるくらいでトイレの掃除もしないし、ましてやインシュリン注射なんて一度も打ったことがありません。
そんな人があれだけ意気消沈するというのは、お金の心配をしているからとしか僕には思えませんでした。

実際猫の糖尿病が発覚した時の入院代はかなりかかりました。
そのお金は父が出してくれたので、もちろんそれに関しては感謝の気持ちで一杯です。
しかし、猫も一緒に暮らしてきた家族ですし、再発防止のために(金銭的に自分を助けるという意味合いにおいても)猫に対してもっと関心を持ってくれてもいいと思うんです。
ですが、以前と何ら変わりありません。
昔からの悪い癖で、父は何か問題が起こってからじゃないと対処しないんです。

行き当たりばったりで暮らしてきたツケが今になって大きな代償となってのしかかっています。

三つ子の魂百までといいますが、還暦も近くなるとなかなかその人間性を変えることはできません。
なのでお酒もやめる気配がありません。

 

とりあえず今僕が思っているのは、「お願いだから俺が一人立ちするまでは健在でいてくれ」ということです。
僕が一人で立てるようになるまでに何年かかるかはわかりませんが、両親もまたあと何年生きるのかわからないのです。
なのでそういった面に対する焦りや不安は正直あります。

でも千里の道を一歩でたどり着くことはできません。
今はやるべきことを一つずつこなしていくしかないので、情けないけど、もう少しだけ父の小さくなった背中にすがることになります。


残念ながらこればっかりは祈るしかありませんね。

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