べたれば

better late than never→略してべたれば。5年間引きこもった末にようやく社会復帰した発達障害(ADHD)持ち。「遅くても何もやらないよりマシ」をモットーに、社会復帰までの経緯や興味関心、今考えていることなどを書いていきます。

32歳で就職した2018年を振り返る

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来年こそは猫年を…と訴えるような目で振り返る猫

 

さて、年の瀬も近づいてきたということで月並みですが2018年を振り返ってみたいと思います。

とりあえず去年と比べてどうだったかということで、去年1年の振り返りを読んでみる。

 

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2017年というよりかは、引きこもりを脱してからの1年だから2018年の2月くらいまでのことは含んでいますね。まあ、いいんだよ細けーこた。

ということで、3月に正社員として働き始めてからこれまでを振り返りたいと思います。

長いんで時間がない人はまとめだけ読んでくれればいいっす。
それではいってみよー。

 

3月 IT企業に入社、スクールに通い1ヶ月研修

はい。就活頑張りました。

毎朝5時に起きて勉強して一人で面接の練習してと、我ながら人生で最もストイックな時期を過ごしていたんじゃなかろうか。

入社するやいなや、パソコンスクールに突っ込まれネットワークの勉強をみっちりとした。
疎通がどうだのIPアドレスがどうだのPingがどうだのスリーウェイハンドシェイクがどうだのTCP/IPがどうだのと。

勉強の末にCCNAを取得。受からないと受験料は自腹なうえに、受験料が4万円を超える(!)ので必死こいて勉強した。何とか一発合格。そっと胸をなでおろす。

IT関連の本ってもともと技術がアメリカから入って来たものが多いから、やたらと横文字が多くて、日本語に翻訳されていても日本語でおk状態でマジ勘弁。
でも勉強は好きだから、日々新しいことを学べるということは楽しかった。

4月 某通信キャリアにオペレータとして配属、社員旅行へ

配属後、鬼の研修が始まる。ビジネスマナーがどうとか、報連相がどうとか、1つのミスも許されない環境についていけるか不安で仕方がなかった。要領の悪さと先延ばし癖には定評のある僕でもやっていけるだろうか、正直全く自身がなかった。
そんななか僕以外にも似たような人がおり、その人が講師のイジメのターゲットに。
対岸の火事と思いつつも、明日は我が身であるという恐怖心からも逃れることはできなかった。

社員旅行にも参加。入社して1ヶ月ちょいのため、知っている人がほとんどおらず立ち居振る舞い方に困る。とりあえず一人になるべくこっそりと喫煙室に入り浸る。
この頃から4本/日まで減っていたたばこの本数が劇的に増える。見事に元通り。
ストレスのせいにはしたくないけど、ストレスのせいだ。

社員旅行から帰ってからまた地獄の研修が始まる。
いよいよ死ぬかも知れない。

5月 退職を決意

GW明けにイジメのターゲットになっていた人が辞めた。自然な(?)流れで僕がイジメのターゲットにされる。基本的にトロイ奴は徹底的に淘汰される風土。木馬となって内側から、小脇に抱えた大量のニトログリセリンを爆破させてやろうかと思うくらいに病んだ。

椅子から立ちあがれなくなるほど体に力が入らない。
もう限界だと思い、退職の旨を本社に伝える。
同時にADHDであることを告白するも、「そんなもん子供がなるもんだし、そのうち治るだろう」と言われる。

引き止めに会い、数日考えさせてもらうことに。
熟考の末、辞めずに別の配属先で頑張ることを決意。

6月 本社で勉強

次の配属先が決まるまでの間、本社でPowerPointと資格の勉強をする。
本社勤務の人たちと少しずつ仲良くなる。
一人完全に2進数で物事考えてるなって人がいて、わからないことがあって聞くと1聞いただけなのに10も20も返ってきて余計にわからなくなる笑
でも、すごくいい人でとても助けてもらった。

勉強の末、無事に資格(ITパスポート)にも合格。いざ、次の配属先へ。

7月 新しい配属先へ

新しい現場に配属される。
前の職場とは違い、実際にやりながら仕事を覚えていくスタイル。
正直、僕にはこの方が合っている。

とはいえ、パワプロで言うところの間違いなく赤得能の「人見知り」が発動し、馴染むのに相当苦労する。
精神的にはまだ回復に至っておらず、鬱屈した気持ちを抱えながら日々悶々と暮らす。

本社で上司との定期面談があり、今の職場での役割を問われるも「んなもん配属されたばっかじゃわかんねーよ、ぶっとばすぞこのやろう」と逆ギレ(心の中で)。
社会人のクソさに嫌気が最高潮にさしていたのもこの頃。

ITIL Foundation 2011を取ることを目標管理で提出。

8月~11月 本をよく読むようになる

セキュリティの都合上、職場に携帯が持ち込み禁止なため、この頃から本を読みだすようになる。
前々から読む暇がなくて本棚に眠っていた「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読む。
突然仲間外れにされた多崎つくるのように毎日死について考えながらも、自分の好きなことを仕事にできているつくるが羨ましくてしようがなかった。
フィンランドで陶芸をやるのも素敵すぎる。

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)

 

 

その勢いで「騎士団長殺し」も読む。
絵描きの主人公がイデアとかメタファーを相手に孤軍奮闘し、昼下がりに毎週遊びに来る人妻と奔放なセックスをして、ジャングルでの通信方法を教わり、女子中学生と胸の発育具合とか乳首の大きさについて語りあう名作。

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

 
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

 

 

さらにその勢いで「村上さんのところ」が、文庫化されたので手を伸ばす。
世の中にはいろんな人がいて、いろんな悩み(あるいは闇)を抱えながら生きているのだなということを知れた。
それに対して無理に克服しようとしなくてもよいのだと、村上春樹氏は読者たちに優しく(時には厳しく)言葉を送っている。

僕が翻訳者を目指すこと(あるいは将来の生業の選択肢)について考えるきっかけを与えてくれた1冊でもある。本当に読んでよかったし、お陰で目の前の霧が少しだけ晴れたように思える。

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村上さんのところ (新潮文庫)

村上さんのところ (新潮文庫)

 

  

それ以来、また英語の勉強を再開した。勉強と言っても洋書と英字新聞読んで、翻訳コンテストに応募しているだけだけど。ほぼ趣味の範疇。でもめっちゃ楽しい。

お陰でプライベートと仕事でメリハリがつくようになって、精神的にも落ち着きを取り戻せてきた。

 

この間に読んだ洋書は、昔好きだった娘が勧めてくれたカズオ・イシグロの「私を離さないで」(原題:Never Let Me Go)とドナ・タートの「黙約」(原題:The Secret History)で、両作家とも村上春樹氏一押しであるということも、手に取る要因の一つ(というかほぼそれが理由)だった。

 

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

 
黙約(上) (新潮文庫)

黙約(上) (新潮文庫)

 
黙約(下) (新潮文庫)

黙約(下) (新潮文庫)

 

 

イシグロの「私を~」は臓器提供者がセックスばっかりする話で、女の子にこんな小説勧められたらもしかして誘われているんじゃなかろうかと、邪悪な妄想を繰り広げるもののもちろんそんなことはなく。こういうキモイ妄想は10代の頃から絶えず変わらずしておりますよ、ハイ。いや、男はみんなそうだよね?そうだと言ってよ!
えーっと小説の良さが全く伝わっておりませんが、本当はもっと儚くて生命について考えさせられる真面目なお話だから読んでみてください。
ノーベル文学賞は伊達じゃないっす。
昔から読書感想文とか苦手だったから許してつかーさい。

ドナ・タートの「黙約」は難しかったなあ。
外国文化(特にギリシア)に対する造詣の深さがないと、この作品を完全に理解するのは難しいと思う。
でも登場人物みんな頭いいから、そんな彼らとつるんでいる自分を想像して、自分も頭良くなったような気持ちにさせてもらえた。小難しい本読んでいることに対する自己陶酔と謎の優越感。
上下巻の長編ということもあり、読み応えは半端なかった。

目標管理に掲げたITIL Foundation 2011を無事に取得。
受験料4万円超だったため、死に物狂いで頑張った。

12月 忘年会からのグレート・ギャツビー

師走は先生も走り回るほどに忙しいと言いますが、本当にそうですね。
毎日飲み会だ、送別会だ、忘年会だ、納会だのと僕の肝臓はぶち壊れてしまうのではなかろうもんよ。
それでもようやく仕事にも慣れてきて、山は越えた感じがある。現場の人たちも、派遣元の人たちもみんな優しい人たちばかりで、なんとか続けられている。
この状況を維持、向上させつつ、吸収できるものはしていかなくてはと、思えるようになってきた。いい傾向だ。
なんと言っても今年の年末年始は9連休!サラリーマン最高だぜー!←多分これが今精神的に落ち着けている一番の要因であることは間違いない。
つらい時は必ずまたやってくる。その時のために備えておかなくては。

 

アル中の母にブチギレて家を出る決断をしたのもこの時期だ。
いつお金が貯まるのかわからんけど、来年の夏ごろまでにできるといいなあ。

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今は村上春樹氏に「人生で出会った最も重要な小説の一つ」と言わしめた、スコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」を読んでいる。

村上訳の日本語版は読んだのだけれど、あまり頭に入ってこなかったというのが正直なところ。よって原書もなかなか頭に入ってこない。
これは僕の読者としての習熟がまだ足りていないだけなのか、そもそも先天的に絶望的に活字を理解するということに向いていないのか、あるいは1920年代に発行された書物だからなのか、その辺はわからないけど。

まあ、細かいことは気にせずに、本を読むこと自体が好きだから、よくわかんなくても読み続けようと思う。そのうちわかるようになるかも知れないし。
村上春樹の小説だって最初は良さが全く分からなかったし、こんなもんなのかも知れない。継続は力なりという言葉を信じて。

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

  • 作者: スコットフィッツジェラルド,Francis Scott Fitzgerald,村上春樹
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まとめ

なんか途中からブックレビューになった感がアリアリアリアリアリーヴェデルチですが、この1年を通して急激に老けたしやつれたなという気がします。
やはり社会人として生きていくということに対するストレスは、あるんだろうなと思っています。

僕の会社はまだマシな方だ(少なくともブラックではない)と思うけど、ストレスを抱えずに最低限優雅な生活を送るための努力をしていくしかないのだなと思います。別にメルセデスにもアルマーニも興味はないけど、最低限、GAPとかNorthFace、NewEraくらいは何不自由なく身に付けられるようになりたいな。いや、ユニクロも十分最強だけどね。
仕事に対するというか、人生に対するモチベーションはあるので、それを糧に来年も今年よりいい年だったと言えるようにしたいです。

ストレス半端ないししんどくても、前のアルバイトに戻りたいとは思わないし、ましてや引きこもりになんてさ。そう思えているだけでも、年々成長できているのだなと思います。まあ、いろいろと内容の濃い一年だったことは間違いない。よっていい年だったんだと思う。

来年は一人暮らししたいなあ。
そのためには断捨離しなきゃなあ。
早ければ35歳、遅くとも40歳くらいまでに在宅で生計を立てられるようになりたいなあ。

ということで長くなりましたが、みなさん来年もべたればをよろしくお願いいたします。(今年最後の記事とは限らないけど)

アリーヴェデルチ!

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